PROJECT HAJIMARI 成果報告会に行ってきました

こまねり参加団体の「はじまりの場所」が主催する
PROJECT HAJIMARI の最終成果報告会が1月13日に開催されましたので、行ってきました。

PROJECT HAJIMARI とは、
高校生・大学生が、「やりたい!」を形にできる超実践型プロジェクト。
自分にできる社会課題解決のアイデアを考え、半年間かけて実践します。

PROJECT HAJIMARI ホームページ

最終成果報告会では、その成果を学生たちがプレゼンテーションしてくれました。
会場に入ると学生がたくさん!熱気で満ちあふれていました!
6チームの発表がありましたが、どれも素晴らしい内容でした。
簡単にご紹介したいと思います。

【チーム1】
「練馬区の農地面識は年々減少している」に着目し、練馬の農業にアクションを起こそうと思った学生たち。野菜を使った商品開発をファームとパン屋さん、和菓子屋さんに協力を求め、さつまいもやカブを使ったパンや和菓子を実際に商品化し、ねりマルシェで販売した。農家さんを探すのに困ったことや、計画性を持って動けてよかったこと、PRをもっと進めていきたいことなどを挙げていた。今後の継続性や展開に会場から希望の声があがっていた。
*3月8日(土)つながるフェスタで販売するそうです!

【チーム2】
「社会貢献する中高生がお互いを高め合い、つながる場を作る」を目指し、1回目は対面のシンポジウムを開催し、つながることへの課題、社会貢献の重要さについて、ディスカッションした。2回目はオンラインでシンポジウムを開催し、活動発表の場を多く取る工夫などをし、より良いものにしていた。今後も繋がりを作り続けるため双方向のアクティビティを模索中。会場からは、このような取り組みは大人主催に参加するケースが多い中、若者主体でコミュニティが生まれたことは心強いという声があがっていた。

【チーム3】
学校の授業で少子高齢化を学んだ際に不安や危機感を感じていたメンバーが、地域コミュニティを活性化したいと思い発案。まず練馬区の防災の基本を自分たちが学んだ。そして、商店街のお祭りで、防災をテーマに小学生でも楽しめるスタンプラリーを開催し、来場者に書いてもらった付箋アートもつくる。また、学生ボランティアをお祭りに配置し貢献するという。多くの人、大人とのコミュニケーションに直面し、良い経験なり、今後の自分たちの力になったと語っていた。
*この企画の実戦は、1月26日(日)石神井町2丁目商店街「高校生主催!冬の文化祭」で実現します。ぜひ足を運んでみてください。

【チーム4】
英語学習が受験合格が最終目的になっていることに懸念を持っていた大学生の企画。留学経験のあるメンバーなどで開催をした。満足度の高い、みんなが楽しめる教室を目指し、季節感、五感、身近なものをキーワードに開催。高校生だったメンバーで昨年から立ち上げたプロジェクトで、メンバーが大学生になり、それぞれが違う目標に向かっていくので、来年度は継続しないとの発表があると、会場からは、残念だ、後輩に継ぐなどの継続に期待する、などの声があがっていた。

【チーム5】
スマホの利用時間が増えているというデータを知ったメンバーは、「・・ということは、自然と触れあう時間が減っているということでは」と感じた。海外経験が多かったメンバーは自然と触れ合わない日本を感じ、日本と中国のルーツを持つメンバーは大気汚染に興味があった。そして、質の高い自然教育の推進を目指し、白子川でのワークショップを行った。実践、体験、グループワークを通して、クイズを行うなどをしながら問いを立てた学習の機会とした。大人と子どものパイプになりたいという高校生のメンバーの言葉は心強かった。

【チーム6】
練馬の魅力をPRすることを目指したメンバーは、練馬区は卸売、小規模店舗が75%ということに着目し、どうやって練馬の魅力をPRしたらいいか真剣に考えた。手始めに練馬区内にある商店の写真を撮り始めたら、予想外に!素敵な練馬を感じたという。石神井2丁目商店街のお祭りで「練馬区でおすすめの〇〇」を来場者に伝えることを目的にし、写真、動画、パンフレットを作成。チームメンバーからの「商店街の人々の温かさを感じ、PRをよりしたい気持ちになった」という言葉に会場にいる大人の心も温まっていた。

最後に、
熱気ある若者の発表を聞いていましたが、ふと、「あれ?大人が少ない!」「大人たち、若者の声を聴くチャンスを逃してはならぬぞ!」と思いました。来年もあるこのイベントの広報に、こまねりは全面協力すると決めたのでした。

チーム3の商店街イベントのチラシです。ぜひ遊びに行ってみてください!